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「食後 30 分間は歯みがきを避けること」についての見解 [歯科治療]

食後の歯磨きについては、歯のう蝕(ムシ歯)予防の見地から、これまで一般的に推奨されてきた通り、食後の早い時間内に行なうことをお薦めします。ただし、酸性の強い飲料などの飲食物を摂った場合には、歯の酸蝕(酸によって歯の表面が溶けること)に留意して歯みがきすることをお薦めします(なお、「酸性飲食物を摂取後30 分間は歯磨きを避けるべき」ということの確認はできていません)。
との保存学会の判断です

歯周病がすい臓がんに影響 [医療]

歯周病の細菌(P. gingivalis)を持っている方はそうでない方と比較して1.6倍もすい臓がんにかかるリスクが高いようです。がんを惹起するDNAのメチル化異常には、慢性炎症がかかわっており歯周病もそうなのでその他の癌にも関与しているかもしれません。

歯周病から認知症へ? [医療]

歯科の方では一般的に言われていましたが近年、歯周病の細菌が認知症(アルツハイマー型認知症)に影響を及ぼしていることが明らかになっています。
今の所認知症を予防するものは無いので歯周病治療を行うことにより回避することが可能かもしれません。

治療方針について [歯科治療]

現在当院では、治療方法のメリットデメリット説明しその上で治療方針を決定しております。
しかしながら、治療方法は多種多様で個人差が非常に大きい為万人に同じ方法を勧められないのが現状です。では、どのようにすればよいのかと言うと大きく分けて
①現状維持を前提に補修を行っていくのか大きく状態を変更して今の現状を打破するのか
②痛みが出そうな歯は先々のことを考えて早めに治療するのか痛みが出てから治療するのか?
③今の生活スタイルで定期的にメンテナンスを受けられるのか長期間来院出来ないのか?
等があげられます。
ただし、途中で来院が途絶えてしまうと最初の段階より状況が悪化することが多々ありますのであまり無理をしない治療を受けられる事が良いでしょう

お花 [そのほか]

85341643-CD78-4ED3-865A-1B5E2FD82D18.jpgまた、患者さんにお花をいただきました。綺麗で珍しい色の花を咲かしています。
ありがとうございました。

被せ物の耐久性について [歯科治療]

歯科治療ではいわゆる銀歯などどのくらいもつものでしょうかと良く尋ねられます。しかしながら、個人差が大きくメンテナンスの有無なのにより大きく変わります。
一度少し前の統計を見ましたがデータ上は銀歯は約5年でやり替えをしているようです。
意外と短い期間で駄目になってしまうように思います。
では、耐久性が良いものはどんなものかというと
まず、虫歯、歯周病など細菌による耐久性はイオン化傾向が小さいものの方(腐食、錆びづらい)が良いです。例として挙げるならば瀬戸物(セラミック)、金、プラチナ等です。
物自体として耐久性が強いものは硬度が高いもの例えるのならジルコニアなど。
しかしながら、一長一短あり全ての物に最適という素材はありません。また、歯並び、噛み合わせ、歯周病の状態、入れ歯の有無など色々の要因をトータルで考えて一番良いものを相談されて選ばれることが肝要かと思います


EBM(Evidence-Based Medicine) [歯科治療]

今まで重度歯周病の方を治療する時に感じていたことが科学的に証明されたようです。
重度の歯周病の方は日中の喰いしばりの時間が長く、起きているときにより長くしているとのことです。
今までは、経験から噛み締めをを注意するように話していましたがこのような研究結果が出てくると患者さんの意識も変わりより噛み締めに注意していただけると思います。