歯が痛い それって歯が原因ですか？

歯が痛いので歯を治してください。
前の歯医者さんでは何もしてくれなかったからと言われたことがあります。
その方は歯軋り、喰いしばりなどによっておこる痛みが原因でマウスピース（スプリント）を使用して落ち着きました。
最近は痛み自体、歯が原因では割合が多くなってきています。
非歯原性疼痛でインターネットなどで調べていただければ色々な情報があります。

レントゲン写真撮影のすすめ

被曝が怖いとレントゲン写真をとらない方がいらっしゃいます。
色々な考え方がありますので一概になんともいえませんが治療をする上ではかなりマイナスになることが多いです。
まず、虫歯がわからないところが出てくる。
プロなんだから見ただけで虫歯がわかるのではないかと思われています。
実際に見ただけでわかるものも非常に多いですが中には急性う蝕や銀歯の中の虫歯など見ただけだとわからない虫歯もあります。
第2に精密な歯周病治療が出来ない。
これも歯の中の骨の状態、歯石の付き具合など細部が確認できませんので大雑把な治療になってしまいます。
第３に根の治療が不可能
レントゲンがないと根の治療は不可能です。なんとなく治療になってしまうので危険だと思われます。
第４に親知らずなど抜歯が出来ない
骨の中の神経の走行、歯の形など全くわからない状態での抜歯は出来ません。

レントゲン写真の必要性を述べたのが上記の記述になります。

また、レントゲン撮られて困ったなどたまに聞くお話ですが時間がたつとお口の中の状態は劇的に変化していることもありますので必要な撮影ではないかと個人的には思います。

その他色々なところを見ているはずですので状態が気になれば担当医に聞いていただくと詳しい説明がきけるのではと思われます。

治療の中断の危険性

忙しくて治療の予約ができなくて放置してしまったなどよくあることです。
頭ではやらなければならないとわかっていてもどうしても後回しになってしまいます。
根の治療（神経の治療）は期間があけばあくほど治療が困難になり場合によっては周りから虫歯になってしまったりします。
歯の破壊の進行が異常に速いのがこの治療を放置してしまった時の特徴です。
治療を放置して３か月経ったら歯がボロボロもしくは歯の根の先端が膿んできてしまい抜くしかなくなってしまったということも往々にしてあります。
時がたつのは早いものですので心当たりがあるある方は早めの受診をお勧めします。

歯周病治療 骨の再生について

少し昔に歯周病が薬を塗るだけで治り骨も戻るというような記事がありました。
たぶん、今使用されている薬であるとエムドゲイン（保険外治療）もしくはリグロス（保険内治療）のことではないかと思います。
どちらも有効でありそれぞれ治り方が違いますのでどの薬が良いかは担当医に聞いていただければどちらがご本人に適しているかわかります。
しかしながら、新聞、テレビのように一瞬で治る治療ではないのです。
最低でも治療終了まで半年はかかりますし治った後も定期的にメインテナンスを行わないとあっという間に状況が元通りもしくは悪化してしまいます。
いずれにしても定期的な口腔内のチェックとお掃除は重要であると思われます。