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歯科材料 保険外 ③ (セラミック ) [歯科治療]

今回は皆さんにおなじみのセラミック(瀬戸とか関西では唐津とかいうのでしょうか)です。
見栄えが非常によく汚れも付きづらく色も変わらないので多用されています。
欠点は硬いことと割れることがあることでしょうか。
特に一番奥歯の歯にセラミックを入れる時は嚙み合わせなどに細心の注意が必要になってきます。

コロナワクチンと歯科治療 [歯科治療]

ワクチン打つけど大丈夫ですか?と聞かれます。
今の所、指針としては観血処置(歯を抜いたりすること)であれば接種一週間前まで,
接種後は二週間後からが良いみたいです。
これも、まだまだ初めてのことでの対応ですからこれから少し変更があるかもしれません。
いずれにしても、そこまで歯科診療は控えなくても良いと思います。
気になるのであれば受診されている医師に相談していただければと思います。

歯科材料 保険内 12%金銀パラジウム合金 [歯科治療]

今回は保険の範囲内の材料になります。
よくある一般的な銀歯と言われる素材です。
昭和の昔、日本で保険で金歯を入れられないかと考えていたようですが当時金価格の急激な高騰で断念しそれに代わる代用合金が金銀パラジウム合金となったと聞いております。
いまは12%パラジウムですが実験結果では20%パラジウムでは良好な結果が出ていたということも聞いたことがあります。
この結果は昔すぎて論文を探せなかったため実際の真偽は不明ですが総合的に判断すると納得できる話です。
素材としては、可もなく不可もなくといったところです。
世界でこの素材を使用しているのは日本だけですから良いものかと言えばNOといえます。
しかしながら、保険診療という世界的にみて1/10~1/20の費用で治療ができること考えると費用効果(いまはコスパというんですよね)が非常に良いと思います。
若干硬いので歯周病の歯などに装着すると歯の寿命が短くなってしまうのではと心配な素材です。
ちなみに、まったく関係ない話ですがこの素材時計に使われたことがあるんです。
グランドセイコーVFAといって高級時計であり数もほとんどないのではないので一度で良いから見てみたいものです。
因みに銀が含まれているので放っておくと錆びるそうです。高級時計なのに錆びるのは不思議ですね。



歯科材料 保険外 ② ジルコニア [歯科治療]

次の材料はジルコニアです。

歯科で使用されているものは白色ですがセラミックなどではありません。
二酸化ジルコニウムという金属です。
一昔前には人工ダイヤなどと言われておりダイヤのイミテーションなどに使用されていることを記憶されている方もいらっしゃるかもしてません。
しかしながら、金属としての安定性としては申し分ないので今ではよく使用されております。
使用するメリットとしては安定しているので汚れ着きづらい、白いので見栄えがよい、ジルコニア単体のものだと安価である(量産品)硬いので割れたりしないということでしょうか?

デメリットは硬いので歯が割れやすい、噛み合わせの調整が難しい、なにかあった場合壊すことが非常に困難(痛いときに壊すのが大変なものは苦痛が伴う場合が多いです)などがあります。

一長一短ですのでご自身に合うかどうかは担当医との相談の元決定されたほうが良い素材と思われます。