年末年始です、歯が痛い方が多くなる時期かと考えます。

１２月になり今年も一か月もなくなりました。
歯科医院では歯が痛くなる方が多くなる時期です。
インフルエンザ、コロナ、プール熱、帯状疱疹などウィルス感染が多いようです。
また、気温も上下してしまい体調不良による歯痛がでるようです。
仕事なども年内さらに忙しい方も多いと存じます。
この時期は歯科医院も忙しくなり予約がすでに年内埋まっているところもあるようです。
既に違和感がある方は早めにかかりつけ医に受診をお勧めいたします。

短期集中治療

年末もみえてくる今日この頃ではあります。
この時期であるあるといえば年末までに全部の治療を終わらせたいとご希望される方です。
一か月くらいあれば全部治療が終わるのではないかと考える方も多いと思いますがなかなか困難です。
そこで短期集中治療と言って一日の治療時間は長時間かかりますが日程を短くする歯科医院が増えております。セラミックなどは最速で当日中に入れることも可能な医院もあるようです。
残念ながら当院ではそのような治療は行っておりませんが興味があるかたはインターネットで探してみても宜しいのではないでしょうか？

マウスピースについて

マウスピースというとボクサーの方がしているイメージが一番かと思います。
歯科医院でもマウスピースを作成するときそのイメージがあるせいか

①　大きいなものですか？
②　すぐ外れないですか？
③　上下ともすると寝れないのではないのでしょうか？

といった質問をされます。

まず、大きさは歯にプラスチックがおおわれるだけなのでそこまで大きくありません。
第２に取り外しするものなので外れることはあまりありません。
しかしながら、夜間使用の方は寝ている間に外してしまう方は一部にいらっしゃいます。
第３に上下ともマウスピースをする場合は基本的に睡眠時無呼吸症候群の方であります。
　一般的なマウスピースを使用する方法ではあまりありませんので気にすることはないと考えます。

無痛治療

歯医者で無痛治療が出来るところは良いところではないかと思います。
正気麻酔、静脈内鎮静法など色々とありますが痛みに弱い方にとっては朗報ではないでしょうか？
歯に激痛があり痛みなく処置できるようであれば一番ですね。
残念ながら、当院では痛みを出来るだけ軽減する努力はしておりますがそのような設備がないため無痛治療とはいきません。
今はインターネットで色々なことが検索できるようですので調べていただければと考えます。

知らないうちに歯が黒く

前歯が急に黒くなってきた場合。
考えられるものとしては

①　虫歯
②　差し歯の金属の錆の色
③　神経が死んでしまった
④　薬による変色

などが挙げられます。

むし歯などはご自身でわかることが多いですが③の神経が死んでしまった場合は難しいです。
以前、転倒などして前歯があたってしまうなど歯に強い力がかかると起きる場合が多いです。

歯が痛いのは虫歯だけとも限りません

歯医者に行ったのに虫歯はないと言われたがどうにも痛くてしょうがない。
でも、冷たいものに凍みたりするから虫歯を見逃されているのでは？
なんていうことも聞きます。
意外と多いのがマイクロクラックという目で見てもわからない微小な罅が原因ということもあります。
この判断は非常に難しく経過を追っていかないといけないので不信を買いやすい処置のひとつです。
見切り発車で処置をしてしまうと症状が悪化する場合もありますし誤診を誘発する危険性もあります。
まずは、凍みるのであれば知覚過敏の処置を行い経過を見ていくことが一般的ではないでしょうか？
それでも気になるようであれば大きな病院で再度診てもらうこともひとつではないでしょうか。

歯茎の中の掃除の重要性

一般的な歯の掃除は歯石除去を目的として行います。
軽度歯周炎になると歯茎の中の汚れが歯の表面についてしまい中々掃除に時間がかかります。
この処置は歯石を取り除いて最低でも２週間（理由は歯茎の代謝（治癒）が２週間かかる為）あけてからになりますのでお忙しい方はそのままになってしまうことも多々あります。
症状も全くと言っていいほどありませんからご本人が気づくのは重度歯周炎になってからになります。
自覚症状がでた歯はほとんど抜歯しなければならないほど進行しているので注意が必要です。

保険でも白い詰め物ができる

数年前より保険診療でも白い被せ物はできましたが白い詰め物は出来ませんでした。
最近、白い詰め物が保険診療でも可能になりました（部位や多少の条件あり）。
見栄えが気になる方には朗報ではないのでしょうか？
しかしながら、すべての医院で取り扱いがあるわけではありません。
興味があるようなら一度かかりつけ医に問い合わせをしてみてください。

新しい白い詰め物

新しいといっても、もう数年経っているであろうものを導入しました。
前歯などに使用する詰め物は年々改良がすすみ、良い材料が販売されています。
どうしても新製品は、耐久性や不備でできてしまうものもあるため、経過を追っていかないと気がすまないものなので全て最新鋭のものでそろえている所には劣ってしまうかもしれません。
機器や材料は石橋を叩きながら導入していますので少しは安心していただけるかもしれません。

糖尿病と歯周病

つい最近糖尿病と歯周病についてのTV番組があったようです。
歯周病に治療をしたら糖尿病が良くなるとの話らしいです。
歯周治療を行うことで糖尿病の指標であるHbA1c（ヘモグロビンa1C）が改善します。
口の中の状態を良くしただけでと思われる方も多いかと思いますが確かなことです。
ご自身で糖尿病もしくはそれに準じるのではないかと思われる方は歯周病治療を行ってください。
どうしても、長く期間がかかってしまうので大変であるとは思いますが…。
因みに間違ってほしくない事は歯周病は糖尿病の原因ではありませんのでご注意下さい。