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歯磨きが出来ているか気になる方は [歯科学]

自分自身の磨き方に自信が無い方には染め出し液を使用するとわかりやすいです。
一般的なものは赤く染まりますがものによっては新しい歯垢は赤く古い歯垢は紫色に染まる2種類に色がわかれるものがあります。
これを使うことにより磨き残しがはっきりわかるのでよいです。
気を付けていただきたいのは口を漱いだ時に赤い液がはねて服につくと大変であることと口回りが赤く染まってしまうことでしょうか。

花粉症と歯科 [歯科学]

花粉症の季節になりました。
鼻詰まりの為鼻呼吸ができなくなり口呼吸になってしまうので前歯が乾燥して汚れが溜まりやすいです。
また、抗アレルギー薬は唾液の分泌を抑えるものもあり口が乾きやすいでのより歯茎からの腫れ、出血が起きやすくなります。
少しでも思い当たる所があるようなら前歯のブラッシングに注意が必要です。

歯科恐怖症 [歯科学]

歯医者は誰でも嫌な方が多いです。
その中でも取り分けその傾向が強い方が歯科恐怖症と呼ばれるようです。
軽度なものは型取りなどの時に嘔吐反射が出てしまうことです。
非常に重篤になってしまうと歯ブラシを入れることもできず虫歯や歯周病が急速に悪化してしまうことも多いようです。
私見ですがそういった場合は笑気麻酔や静脈内鎮静法などリラックスした状態での治療が良いのではないかと考えます。
上記の設備をととのえている医院は限られていますから気になるようであれば早めの受診をお勧め致します。
しかしながら、通常の処置で対応可能と考えられる医院もあるでしょうから一度かかりつけ医にご相談していただくと良いと思われます。

デンタルの語源 [歯科学]

これは治療とは全く関係ありません。

デンタルとは歯科の意味ですが由来としては古代インドのサンスクリット語のダンタカーシュカという言葉からきているようです。
ダンタが歯を意味しておりカーシュカは木という意味らしいです。
これは今でいう歯ブラシらしいので歯の意味は歯ブラシからきているようです。
ラテン語が語源かと思う方も多いでしょうが意外とサンスクリット語が由来のものも多いようです。

唾液の作用 [歯科学]

唾液にはいろいろな働きがあります。

ラクトフェリン リゾチーム IGA などによる抗菌作用

唾液による食渣、細菌などを洗い流す自浄作用

皆さんがご存知な再石灰化作用

粘膜を傷つけない保護作用

酢などの酸性物質のPHを安定させる緩衝作用

などがあります。
その他の作用もありますが今回は割愛させていただきます。


ロキソニンの副作用 [歯科学]

歯の痛み止めでよく知られているのはロキソニンです。
最近、副作用の報告があり急性汎発性発疹性膿疱症が追加されたようです。
世間ではロキソニンの在庫が無くなるほどしようされいますからそれで見つかったのかもしれないですね。
薬にはどうしても副作用は付きまといますので過剰に心配するのも問題かと思います。

酢は体に良いが歯には? [歯科学]

酢は健康食品などで多くありますが体ではなく歯にはどうでしょうか?
歯にとっては酸性度が強い食品はあまり良くはありません。しかしながら、常用しなければあまり気にしなくともよいかもしれません。
毎日毎食酢を飲まれる方は徐々に歯が溶けてしまう酸蝕症になってしまいます。
特に粘着度が高い黒酢のようなものは特に注意が必要です。
対策としては水などを飲み酸性物質を流し中和を図るか早めに歯ブラシを行うことが挙げられます。

虫歯になりやすい食べ物 [歯科学]

もっとも虫歯になりやすい食べ物は飴でしょう。
砂糖が口の中でずっと存在し続けますからリスクは高いと思われます。
その他に酸が強いもの例えば黒酢のようなねっとりとした液体のものも酸によって歯が浸蝕されるので注意が必要です。
お子さんはハイチュウが詰め物が外れる第一位ですので気を付けると良いと思います。

歯周病と大腸がん [歯科学]

歯周病の治療が、大腸がんの病態に関連する細菌Fusobacterium nucleatumの動向に影響することを発見という報告です。

フソバクテリウム・ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)は大腸がんの発生や進行などに関与していると言われています。
また、大腸がんの組織中のフソバクテリウム・ヌクレアタムと口腔内のフソバクテリウム・ヌクレアタムは同一菌種であるようです。
そして口腔内の歯周病治療をした結果、腸内のフソバクテリウム・ヌクレアタムが減少したということです。

回りくどいので結論からすると歯周病治療をしたら大腸がんになったり進行することが少なくなりますということです。
まだまだ、解明されていない部分もあるようなのですべてがわかったわけではないので注意が必要です。

舌癌と診断 [歯科学]

一時期より舌癌に関しての報道が少なくなってきています。
あまり過熱しすぎるよりも良いのではと思ってしまいます。
最近と言っても半年くらい経ちますが舌癌の深達度(進行具合みたいなものです)はMRIが最も有用であるということが分かってきたみたいです。
特に生検前(組織を切り取り病理組織検査する前)のものがよいらしいです。
これから先はMRIを使って舌癌を使って侵襲を少なくしながら診断するようになるのでしょうね。