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歯科材料 保険内 12%金銀パラジウム合金 [歯科治療]

今回は保険の範囲内の材料になります。
よくある一般的な銀歯と言われる素材です。
昭和の昔、日本で保険で金歯を入れられないかと考えていたようですが当時金価格の急激な高騰で断念しそれに代わる代用合金が金銀パラジウム合金となったと聞いております。
いまは12%パラジウムですが実験結果では20%パラジウムでは良好な結果が出ていたということも聞いたことがあります。
この結果は昔すぎて論文を探せなかったため実際の真偽は不明ですが総合的に判断すると納得できる話です。
素材としては、可もなく不可もなくといったところです。
世界でこの素材を使用しているのは日本だけですから良いものかと言えばNOといえます。
しかしながら、保険診療という世界的にみて1/10~1/20の費用で治療ができること考えると費用効果(いまはコスパというんですよね)が非常に良いと思います。
若干硬いので歯周病の歯などに装着すると歯の寿命が短くなってしまうのではと心配な素材です。
ちなみに、まったく関係ない話ですがこの素材時計に使われたことがあるんです。
グランドセイコーVFAといって高級時計であり数もほとんどないのではないので一度で良いから見てみたいものです。
因みに銀が含まれているので放っておくと錆びるそうです。高級時計なのに錆びるのは不思議ですね。