歯周外科処置すゝめ

歯周病治療を行っていると割合は少ないですが前回紹介したSRP だけではすまない患者さんもいます。
この場合は第一選択は歯周外科処置を行うことです。
皆さんオペをするというとイメージだけが膨らんで凄いことをするように感じるようです。
実際、当院で処置を行った方は意外とすんなり終わってよかったと思われた方が多いように感じます。
術後、痛み、腫れがないとは言えませんがそのままの状態にしてしまうと歯周病が一気に進行してしまいますのでご注意ください。

歯茎の中の汚れも取りませんか？

歯周病が気になり歯石を取る方は多くいます。
歯医者さんで歯茎の中の汚れを取りましょうと言われた方も少なからずいるのではないでしょうか？
見栄えも良くなってそのままで良いと思っている方も多くいます。
歯医者が治療を長引かせる手段だろうと思われるかともいます。
しかしながら、この汚れは歯ブラシでは取れませんしじわじわと骨を溶かしてしまいます。
ご自身が気づく頃には歯周病が悪化してしまい手が付けられないということもあります。
どうしても時間と回数がかかってしまいますがそれだけの価値はあるのではないかと考えます。

差し歯がとれたら瞬間接着剤？

年末年始に差し歯が取れて瞬間接着剤でつけましたなんて話は昔から聞きます。
問題ないからそのままで何年もいますというツワモノまでいらっしゃいます。
なにが問題かというと
①　本当に元の場所に戻っているかわからない
②　洗浄、消毒していないので元の歯の中がきれいでないので虫歯が広がる、食べかすがあれば腐敗がはじまるので不衛生。
③　外れたには原因があるのでそれが不明なままくっつけてしまうと歯が割れる、歯茎が化膿するなど予期せぬ重大な症状が起きる場合がある。

などぱっと出てくるだけで3つもあります。
多少面倒だとは思いますがかかりつけ医に受診されての処置をしてみてはいかがでしょうか。