SSブログ

歯磨き後には濯がない方が良い? [歯科学]

最近TVで歯磨きの後そのままで虫歯になりずらいというのが放映されました。

一般的にイエテボリ法と呼ばれておりだいぶ昔から歯科界では知られています。


1.歯ブラシに2cmの歯磨剤をつける。
2.歯磨剤を歯全体に広げる。
3.2分間ブラッシングをする。(特にブラッシング方法にはこだわらない)
4.歯磨剤による泡立ちを保つ。
5.歯磨剤を吐き出さずに10mlの水を含む。
6.30秒間そのまま洗口する。
7.吐き出した後、うがいをしない。その後2時間は飲食をしない。

実はこの方法には裏話があり
実際は小児に一方は歯磨きの後ちゃんと濯ぐ(実験者としてはこちらは口腔内状態が良いと定義している)、もう一方は歯磨きの後そのままでいる(口腔内状態が悪いと定義)と結果としてどうなるか?

予想としては濯いだほうがむしばになりずらいとしていましたが結果は先ほど書いたように正反対の結果でした。
意外と画期的な結果というのは予想とはかけ離れたことから出てきます。

歯痛(知覚過敏症)と虚血再灌流障害 [歯科学]

歯痛と虚血再灌流障害と聞くと非常に怖いですね。
虚血再灌流障害とは体内の血流が何かの原因により止まり、再度血液が流れだしたときに体内に溜まった毒が身体をめぐり場合によっては死にも至るという障害です。
近年、近く過敏症もこれが原因となっている場合があり、マウスピースなどで防ぐことを推奨されています。
いままで、歯痛は狭心症からくる場合もあるとの事例がありましたがもしかしたら虚血再灌流障害と同様な原因であったのかもしれませんね。

甘いもの、炭酸を飲むと虫歯がたくさんできる [歯科学]

お菓子や炭酸で歯が溶けるなんて昔テレビで言っていましたが本当なのか?と思っています。
炭酸の酸で歯が溶けるようなら皆さん虫歯だらけですよね。
でもそうじゃないということは多分ですが炭酸は爽快感があるので砂糖が多量に含まれてることに気付かず歯の表面にべっとりと糖質が付着してそれが細菌によって酸が作られ虫歯になると思うのです。
ですので、私見ですが歯磨きがきっちりできれば虫歯にならないと思います。
キシリトールも良いですがある講演会で北欧のキシリトールの大家と呼ばれた人が言ってのを思い出しました。キシリトールは虫歯になりずらいけれども砂糖が入ったチョコレートは本当においしくてたくさん食べちゃうねと。

本当にやぶ医者でしょうか? [歯科学]

先日痛い歯医者はやぶ医者ではないかもしれないと話しました。
よく言われるのは 【後医は名医】 と
言われます。
これは、後の医者ほど処置もいろいろとされるので痛みもだんだん少なくなり、また処置をした後の反応も聞くことができるのでよりよい処置が可能になる為です。
ですので、かかりつけの歯科医院を作られると今までの経緯をしっているドクターがいますから適切な処置が受けられる可能性が高くなります。
もうすぐ平成が終わり令和がはじまりますのでこれを機に一度歯科医院にかかられても良いかもしれません


歯磨き粉は何が良い? [歯科学]

歯磨き粉は一番良いのは何ですか?
結論からするとなんでも良いと言っています。
勿論、以前紹介したようにフッ素がものは虫歯抑制の観点から勧めてはおります。
歯磨き粉は大きく分けると2種類あり化粧品と医薬部外品になります。
違いは薬効成分の有無です。薬効成分でも色々とありクロルヘキシジンやCCP、IPMPなどが一般的になります。それらの成分により種類が多種多様になっています。
しかし、歯磨き粉では歯石がたまらないようにすることは不可能ですし歯石は取れません。
高価な歯磨剤も良いですが歯科医院にてクリーニングをされるほうが効率的な場合も多々あります。
令和が始まりましたら一度受診されてみてはいかがでしょうか?

ホメオスタシス [歯科学]

ホメオスタシスとは恒常性でありこれは医療に世界では非常に大事であるとともに難しいところであります。
一般的にわかりやすい例として言われるのが体温んでしょうか?寒ければ体を震わせて体温を上げ厚ければ汗で体温を調節する機能のことです。
翻って、歯科では虫歯菌だけ殺菌する、歯周病菌だけ殺菌するもしくは口の中の菌を殺していくなど短絡的なことをしてもすぐに元通りになるかほかの菌が大量に発生し予測がつかない方向にいくのではと危惧しております。
根本を直さないといけないにもかかわらず枝葉だけ治療するのはあとあと面倒なことにならなければいいと思っております

糖尿病と歯科 [歯科学]

糖尿病は歯周病の治療を行うと良くなるとまでは言えませんが多分に関連性が高いと思われます。
歯周病の治療を行った方のヘモグロビンA1Cの値が減少することがあるようです。
このヘモグロビンの値で面白い話を聞きました。根拠がある話ではないので参考までにと言われましたがこのヘモグロビンの値に30を足すとその方の体温と同じような状態であるということです。
例えば糖尿病の境界線は6.5ですから30を足すと36.5度くらいの状態である。
人によっては若干微熱があるかもという値でなるほどなと思った次第です。

唾液の質 [歯科学]

唾液の質などというと虫歯になりやすいであるとか細菌がいるであるとか検査をしなければわからないことが多いですね。今回の話は前回の花粉症との関連もある話です。
唾液には粘液性のものと漿液性のものが2つがまじりあっています。
簡単に言うとねばねばした唾液とさらさらとした唾液の2つで混合されている状態です。
唾液は再石灰化の働きもしますが食べかすや細菌を流す作用もあります。
さらさらの唾液は流れが良いので細菌を流して歯茎の腫れを抑える作用もあります。今の時期花粉症の方は口腔内が乾燥していますので流れが悪くなり歯茎が腫れやすくなりますのでご注意が必要です。
では、どうすればわかるかというと口の中が最近ねばつくような気がする方は要注意です。
ご自宅でも簡単にわかることですから一度ご確認しては如何でしょうか?

歯の神経 [歯科学]

歯科業界の皆さんは知っているかと思いますが歯には一般的に言われるような神経(神経線維)がありません。歯の神経は血管などの集合体で歯の中の液体が動くことによって痛みが励起されると言われています。よく、虫歯になると甘いチョコなんかを食べると痛いのは濃い濃度の糖分によって歯の中の液体が濃度勾配によって動いてしまうからなのです。
これとよく似た痛みにかみ合わせからくる痛みもあります。噛む力が持続的に続くと血管にダメージが加わりうっ血状態になるためかと思います。あまりに酷いときは神経を取らなくてはなりませんので噛み合わせだからと安心すると大変になることもあります

再石灰化について [歯科学]

歯磨き粉のCMでよく再石灰化という単語を聞きます。
確かにエナメル質と呼ばれる一番外層の硬い部分ではフッ素により修復されます。
しかし、一部でも中の象牙質といわれる部分が露出してしまうと柔らかい組織なので再石灰化は起きません。なりよりも研磨剤によりその部分が徐々にえぐれてしまい余計汚れが付きやすくなったり歯茎を傷めることもありますので注意が必要です。
すべての方に当てはまることではありませんので一度歯科医院にてクリーニングをしつつ歯科医師に質問してみてはいかがでしょうか。